合成繊維(ゴウセイセンイ)の可能性は無限大!天然繊維との違いや種類特徴をチェク#2_07

合成繊維の可能性 公式チャンネル

・合成繊維とは結局なに?
・どんな種類があるの?
・天然繊維との違いは?
・何を「再生」してそう呼ばれているの?
・化学繊維と合成繊維って違うの?

繊維業界に関わる方々は「わかっているようで説明できない」「人に聞かれるとちょっとドキっとする」という感覚をお持ちの方々もおらえると思います。

繊維業界は歴史がある分、先輩に聞きにくい独特な雰囲気がありますよね?
(「そんな事も知らないのか!」と怒られそうな・・・)

そこで、今回も繊維業界40年の元ヤン社長に繊維の知識をコソッと解説していただきましょう!

福永社長
福永社長

高校生活に疑問?を感じ、北海道 十勝の畜産農家 宗像牧場に住み込んだプロフィールも良かったら読んでみてください。

\元ヤン社長のプロフィールはこちら😊/

泉工業でも大活躍な合成繊維とは?

金銀糸とメジャー

合成繊維(ごうせいせんい)は、業界では合繊(ごうせん)と呼ばれています。

この省略の仕方がすでにややこしいですよね😂

「合繊」に限らず、繊維業界など歴史ある業界は、高度経済成長を支えた「昭和パワー」の関係もあり、用語に漢字が多様されていて似た言葉の響きが多いんですよね。

福永社長
福永社長

深く考えずに、普段から口に出すようにして慣れていけば問題なし!

というスタイルを見習って、みんなで繊維用語をガンガン使っていきましょう😊

では、合繊について、まずウィキペディアから引用していきます。

合成繊維(ごうせいせんい、英: synthetic fiber)とは、低分子の製造原料から合成によりつくられた高分子の組成の化学繊維。

(略)

ナイロン、ポリエステル、アクリルを『三大合成繊維』と呼ぶ。

参照:合成繊維 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%88%E6%88%90%E7%B9%8A%E7%B6%AD

平たく言うと、「人工的に作られた繊維」となります。

石油などの原料から合成されるので、リサイクルの環境が整っていれば「天然繊維より地球に優しい繊維」と唱えるケースもあるそうです。

合成繊維の特徴としては、

合成繊維・熱に弱い
・静電気がおきやすい

という事が挙げられます。

合成繊維を取り巻く登場人物のおさらい

繊維の知識をインプットする時、「全体像」を頭に入れて「今ここ」を意識する習慣を身に着けないと、点在された情報がなかなか線としてつながってくれません。

改めて、合成繊維というカテゴリーに関連する他の登場人物たちをおさらいしておきましょう。

化学繊維と天然繊維
参照:化学繊維・天然繊維とは?今さら聞けない種類と特徴!https://www.shitagiya-japan-made.jp/blog/column/seni

上記の図から、元ヤン社長が着目した点は

「半合成繊維(アセテートなど)を化学繊維と呼ぶのか問題」

でした。

これは、現状でも意見が別れているそうです。
これから更に発展していって新しいカテゴリーが整うかも知れませんね。楽しみです。

このように、合成繊維半合成繊維再生繊維、などの役者が揃った状態をイメージし、今回は「合成繊維のお話だよ」というバランスを常に意識するようにしてみてください。

福永社長
福永社長

業界には、このバランスを「わかっているフリ」している人がたくさん居る。だからこそ、しっかり定着させたらそれだけで頭一つ飛び出る。

また、特徴が変わってくるのも注意が必要な所です。

合成繊維・熱に弱い
・静電気がおきやすい
再生繊維・熱に強い
・静電気がおきにくい

文字の列挙だと「勉強」になって覚えにくいので、あなたが普段来ている服などでイメージするようにしてみてください。

合成繊維の種類を知りたい

ファイルが並んでいる棚

繊維の全体の種類の中で合成繊維がどの立ち位置かわかった所で、次は「合繊の中でもこんな種類があるよ」という部分に着目していきます。

合成繊維の種類
・ナイロン
・ポリエステル
・アクリル
(上記が「三大合成繊維」)
・ポリウレタン など

上記が合成繊維となります。

普段のお仕事現場や生活に知っておく知識として、そしてTESの勉強範囲というバランスにおいては、まず三大合成繊維が何か?という事がすぐ出てくるようにしておきたいところです。

天然繊維と合成繊維はどんな使い分けをする?

色々な職業の人たち
繊維も世の中も「適材適所」

何事もそうですが、「やはり〇〇が最高ッ!」と答えを一つに絞れるほど世の中は単純では無いですよね😊

長所と短所を補い合い、役割分担でバランスを保って世の中が成り立っていると考えると、繊維の種類が多岐にわたるのも「そういうもんか」とうなずけるはずです。

下記の図で主な性能の比較をしてみましょう。

繊維の性能比較
参照:化学繊維・天然繊維とは?今さら聞けない種類と特徴! https://www.shitagiya-japan-made.jp/blog/column/seni

このように、特徴を並べたら、「この素材は肌着にフィットするな」「これは靴下に適しているぞ」という使い分けがイメージできると思います。

天然繊維と合成繊維の特徴を正しく知り、使い分けるのが適切となるわけです。

見方を変えれば、世の中に溢れている商品たちは、全てこの理屈のもと「だからこの素材を使っている」というものしか残っていないとも言えますね。

長い歴史を持つ業界だけに、「もしかしたらこの組み合わせって、新しいんじゃね?」という試行錯誤はある程度一周して、適切なポジションに落ち着いた素材知識の集約化はほぼ完成しているのでしょう。

もちろん、「半合成繊維」のように、これからカテゴリーが増える繊維の登場で相関図は変わっていく可能性はありますが、現時点での情報をまとめて世の中の商品が創られていると考えると、今、あなたがお手持ちのアイテムの素材を調べるだけでも十分すぎるほどの知識勉強になると思われます。

ぜひ、まずはアクションしてみてください。

日々の仕事や暮らしの中で、目についた「気づき」を活用して知識を増やしていこう!というのが福永社長流です。

そして、頭に叩き込むのに一番効果的な方法は「アウトプットする事」です。

すぐできる事から着手して、何度も何度も声に出してみてください。

それも難しい!という方は、福永社長のラジオで毎週繊維用語に触れてみるのがオススメです。

繊維のバイブル「知っておきたい繊維の知識」テキストを音声で解説している、令和版「繊維の専門書オーディオコメンタリー」である無料ラジオで、仕事を楽しくするキッカケを見つけてみてください。

🎧福永均の「繊維の泉」は【無料】ポッドキャストですぐに聴くことができます。

「知っておきたい繊維の知識」424シリーズとは?

繊維業界のバイブルとなる本書は、素材編、テキスタイル編、染色加工編、アパレル編の4つのジャンルをワンセットとして構成され、繊維業界の経験豊富な方々が丁寧にまとめられています。
(現在は524バージョンが販売されていますが、本ポッドキャストは424の内容を考察しています)

524バージョン発売に伴い、424バージョンが入手困難となっているので、下記Amazonサイトなどで探していみてください。

◆知っておきたい繊維の知識424 単行本(ソフトカバー) – 2012/4/30

画像をクリックするとAmazon.co.jpの該当ページへジャンプします。

合成繊維とは?がわかる泉工業ラジオはどんな人向け?

このポッドキャストを聴いた人はどんな変化があるか

毎週無料で配信されるポッドキャストを聴く事で、楽しみながら繊維の知識が増えていきます。
1ヶ月で4〜5個、1年で54個の繊維知識が増える事になります。

糸の流通からファッション販売の方々など、仕事場でポッドキャストで仕入れた繊維の知識の会話をする事により、自分が着実に成長している事を実感できます。

泉工業ポッドキャストはこんな人にピッタリ

・TESの資格をとりたい
・繊維業界の仕事をもっと楽しみたい
・ファッション業界をもっとワクワクさせたい
・多様性のセンスを磨きたい→素材にこだわりたい
・素材の知識で頭一つ飛び出したい
・一緒にものづくりできる仲間が欲しい
・取材ネタを仕入れたい

ラジオの感想、繊維の事を知りたい!など、ご相談は
泉工業株式会社のLINE公式アカウントからお友達登録してもらい、お気軽にご連絡ください。
🖖リクエスト受付中です⭐

友だち追加

その他、ポッドキャスト運営のレクチャーやラメ糸工場見学なども開催しております😁

世界の人々に「飾る」楽しみをお届けする
【泉工業株式会社】

◆福永均の「繊維の泉」
提供:泉工業株式会社
制作:株式会社ジョブオール
プロデュース:キラテン

泉工業株式会社ポッドキャストバナー
セルロースってたんぱく質?再生繊維・半合成繊維は自然が詰まったおもちゃ箱#2_06
蜘蛛の糸よりも細く、鋼鉄よりも強い「ナイロン」は泉工業のラメ糸でも大活躍#2_03
【TES試験必須科目】最も身近な素材 「コットン(綿)」は天然繊維の王様#2_04
繊維とは人類の悲願を叶える事と見つけたり!泉工業のラメ糸は天然?化学?#2_02
繊維の生い立ちとは人類の文化?たかが糸されど泉工業の糸#2_01

YouTube カスタム撚 ジャバラ撚 タスキ撚 ブリヤン撚 ポッドキャスト メディア 丸撚 平糸 繊維の知識 羽衣撚

タイトルとURLをコピーしました